« 再びRAV4 | トップページ | 印象操作? »

2005年6月23日 (木)

Winny

記者は安易な使用に警鐘に鳴らすつもりで記事を書いているんでしょうが、あまりセキュリティ意識の高くない人たちにとってこの手の記事はネット上で流れている流出ファイルの内容が知りたいという好奇心を刺激するだけの効果しかないんでしょうね・・・って、このエントリも同罪か?

で、Winnyをインストールしていろいろキーワードを打ち込んでみると「なんだか面白そうなタイトルのついたファイルがいっぱいあるよー、ママン」って舞い上がってDLしてためらいもなくファイルを開いてあぼーん、てな結果になるんでしょう。ウイルスの含まれたファイルは当然のようにアイコン偽装しているでしょうし、大多数のWinユーザーは拡張子を非表示にしていますから、よほど意識していないと悪意に気付きようがないという話もあります。

どうも最近官民挙げて「Winnyは悪魔のソフト」という印象操作に取り組んでいるように見えるんですが、結局一番悪いのはAntinny(通称キンタマ)を作った奴であり、次に悪いのは保秘情報をネットに接続したPC(公私の区別問わず)に保管するというセキュリティ意識のカケラもない大バカ野郎であることは論を待たないハズ。

そもそもアンチウイルスソフトの更新を怠っているのも問題ですが、アンチウイルスソフトをすり抜ける亜種がないとも限らないので、保秘情報を格納するのに一番安全なのはネットから隔離しておくことです。そういう意識がないんでしょうね。一生懸命組織内で対策を施していても日本には悪しき「風呂敷残業」という風習もあるし。最近のUSBメモリはちっこくて大容量で手軽にインポート・エクスポートできるもんね。(持ち運びできる記憶媒体の持ち出しを過剰なまでにチェックしている会社も一部にはあるようですが)

Winnyを叩くのは「包丁はよく殺人に使われ大変危険なモノなので包丁の使用を今後一切禁止しましょう」という論に等しいとよく言われますが、包丁を使った殺人事件が起きたら当然「使った人」が処罰を受けるでしょう?普通の社会ではそういう流れに何の疑問も持たないのになんで、ITとかネットとかで事件が起こると「使った人」ではなく「使われたモノ」に批判が集中するのでしょうか。

それにしても公務員とか公共性の高い仕事のヒトほどWinnyが好きって気がしますね。それとも聞いた事のない会社のどうでもいい資料がネットに流出したなんてニュースにもならないからかな?

asahi.com: 人気の「ウィニー」、危険と背中合わせ 機密の回収不能 より

 原発に関する内部情報が流出した今回の事態のように、ファイル交換ソフト「ウィニー」がからんで機密情報が漏れる事件は後を絶たない。昨年3月には、北海道警や京都府警で捜査関係資料が流出した。陸上自衛隊では訓練計画や名簿などの情報が漏れ、鳥取市の病院では患者の診療記録が漏れている。

 ウィニーによっていったん機密情報が流出すると、ほかの多くのウィニー利用者のパソコン内にファイルが取り込まれ、回収は不可能となる。

 ウィニーは音楽や写真、映像などのファイルを利用者同士で互いに交換し、欲しいファイルを集めることができる。使い方が簡単で複数のサイトから無料でダウンロードできるため人気は高いが、ウイルスや誤操作によって、組み込んだパソコンの中身が流出する危険と背中合わせだ。

 ソフトは02年に公開されたが、その後、ウィニー利用者を狙ったウイルスが出現。ウィニーを組み込んだパソコン内のファイルをかき集め、交換用に指定していないファイルも交換用に変え、利用者の知らない間に送信してしまう。

 ウイルス駆除ソフトが普及しているにもかかわらず、このウイルスに感染するのはなぜか。駆除ソフトの利用期限(通常1年)が切れても更新せずに使い続ける例が多い。また、「日本生まれのウィニーは主に国内で使われていることから、ウィニーを狙った新種ウイルスが出ても国際的な監視の網にはかかりにくい」(あるセキュリティー専門家)といった背景がある。

 ウィニーは著作権のあるデータが大量に複製される問題で注目されてきたが、重要データの流出という問題も深刻になってきた。流出ファイルに興味を持ってウィニーを使い始めることで、自分のパソコンからファイルが流出する被害もある。対策は、ウィニーを使わないことだが、個人で利用するパソコンと、勤務先で仕事に使うパソコンを使い分ける必要もある。

(追記)
なんか公務員や公的性格の強い仕事をする人たちの間で「Winny使用強化月間」でも指定されてるのか?

Yahoo!ニュース - 捜査情報がネットに流出 私有PCウイルス感染で より

 愛知県警東海署地域課の男性巡査(29)が職務で使っていた私有パソコンから、容疑者の供述調書などの捜査情報や個人情報がインターネット上に流出したことが24日、同県警の調査で分かった。
 ファイル共有ソフト「Winny(ウィニー)」の入ったパソコンをネットに接続した際、ウイルスに感染したのが原因という。
 巡査は私有パソコンの職務使用を署長に申請しておらず、県警は巡査を戒告の懲戒処分、上司の男性警部補(50)を所属長注意処分にした。
 県警監察官室によると、流出したのは巡査が携わった4事件の供述調書や捜査報告書などと、その中に記載された関係者6人分の名前や住所など。巡査がパソコンを自宅に持ち帰り、私用でネットに接続した際に漏れたらしい。

ソフト制作者や民間人の使用者は問答無用で見せしめ逮捕するのに、身内の使用者は使用目的や使用履歴を調査することなく戒告処分でチョンですか。まさかこの警官、Winnyを使って自作ポエムの交換しかしていなかったってわけじゃないと思うけど、つまりは警官が無修正エロ動画や無許可コピーのソフトウエアや音楽や映画をダウンロードしまくるのは全く無問題であると愛知県警は宣言しているわけですね。

さすが愛知県警、指定広域暴力団「サッチョウ」組の下部組織だけありますなあ。

投稿者 青柳 洸 at 午後 06時49分 パソコン・インターネット |

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/41978/4675993

この記事へのトラックバック一覧です: Winny:

» Winny トラックバック 【Winny】とは
7氏が逮捕されましたの巻■(私的2chメルマガ倉庫・2004年(2003/05/01〜)) JapanpolicearrestWinnyWinny(ウイニー)#日本ハムが1966年に発売した皮なしソーセージ。マスコットキャラクターはウイニー坊や。#ファイル共有ソフトのひとつ。本稿で後述。----Winny(ウィニィ、ウィニー、ウイニー)は、P2Pの技術を利用した、MicrosoftWindowsで動作するファイル共有ソフトの一つ。電子掲示板サイト2ちゃんねるのダウンロードソフト板での議論から生まれた... 続きを読む

受信: 2005/09/23 7:52:17

コメント

HIKARUが、ネットで記者と、安易とか書いているんでしょうが
安易とかを使用したいはず。


投稿: BlogPetの「せみまる」 | 2005/06/24 9:20:58

コメントを書く