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2005年11月25日 (金)

ロック岩崎は花粉症に殺された?

目撃情報、機体の整備状況、機長の基本的技量を総合的に勘案するに、突発的事態または身体的変調が機長の回復操作に影響があったと推定する他には原因は考えられないということか。

「メガネがずれた」とか「花粉症のクスリで一瞬ぼんやりした」とか「花粉症で目が痒かった」とかいうちっぽけな事によってロックが墜ちた、なんて、なんかものすごく哀しいよなあ。

でも「空」はそんなちっぽけな事でも許してはくれないのは当然か。

航空・鉄道事故調査委員会 / 航空事故調査報告書 報告書番号 AA05-6 より(リンク先はPDFファイルです)

3 事実を認定した理由

3.1 機長は、適法な航空従事者技能証明及び有効な航空身体検査証明を有していた。航空身体検査証明に付した条件として、遠距離視力矯正眼鏡装用及び同予備眼鏡携帯が記されていた。

     (中略)

3.2 同機は、有効な耐空証明を有しており、所定の整備及び点検が行われていた。

3.3 機体調査の結果、以下のことが推定される。

(1) 同機のエンジンは、プロペラブレードの破断・飛散の状況及び点火プラグの燃焼状態並びに目撃証言及び過去の整備状況から、事故発生時まで異常はなかった。
(2) プロペラ・ブレードの地面との接触痕及び3枚すべてが完全に破断・飛散している状況から、同機が地面に激突した際には、プロペラはエンジンに駆動されて回転していた。
(3) 同機のフライト・コントロール(タブ、連結棒、ケーブル等)及び動翼等の損傷は、本事故時に発生した。
(4) 各種スイッチ位置等は、機長の救出の際にそれらに触れたと推定され、墜落当時の状況は完全には保たれていなかった。

3.4 事故当時の気象状態は、視程や雲の状態ともに問題となるものはなく、本事故に影響を及ぼすものではなかったと推定される。

3.5 同機が実施していた曲技飛行の科目は、2.1(1)の口述にあるようにホーリー・ホック・マイアーであったと推定される。この科目を実施中に胴体下面が上を向くことはないと考えられるが、僚機の機長が「回復操作をするタイミングのころ胴体下面が上を向いて、どうしたのかなと思っていると、回復しかかったので」と述べていることから、同機の運動方向は地面に対して平行から垂直な方向(落ちていく方向)へ変化し、機体姿勢が背面に近くなり、そのころに回復操作が行われたことから、正常な飛行姿勢に回復するまでの間に高度の損失が大きく、地面に衝突したものと推定される

     (中略)

3.8 機長の操縦操作に影響を及ぼしたと考えられる要因

3.8.1 機長は、飛行時には眼鏡装用が条件になっており、使用していた眼鏡は度入りのサングラスで、耳にかける普通のタイプであった。実施していた科目は回転を伴うものであったことから、眼鏡が加速度や汗等でずれたか外れた可能性が考えられ、そのことが回復操作を開始するタイミングを一瞬遅らせることになった可能性が考えられる。

3.8.2 機長は、4月4日から12日にかけて訓練のため渡米しており、帰国後、9日目に事故を起こしている。渡米中の飛行時間が記載されていないため、何時間訓練を実施したかは明らかではないが、体調に時差の影響が残っている状態で訓練を行い、その後、帰国し今回の事故に至った。帰国後9日が経過しているため、時差の影響はほとんどないものと考えられるが、ハード・スケジュールによる疲労は残っていた可能性が考えられる。

3.8.3 2.10.2(3)で述べたように、機長は、ひどい花粉症のため市販されている薬を服用していた。事故当日、飛行前に市販薬を服用したかどうかについては確認できなかったが、服用していた場合と、服用していなかった場合で以下のことが言える。

(1) 服用していた場合
市販薬であるため副作用の影響は少ないと考えられるが、注意書きには「服用後、乗り物または機械類の運転操作をしないでください」と書かれていた。これは眠気を催す成分が含まれているためであり、このことが回復操作の遅れに関与した可能性が考えられる。

(2) 服用していない場合
花粉症の症状である掻痒、流涙又は鼻汁等の症状により、機体姿勢の判断に一瞬の遅れが生じ、その結果、回復操作の遅れにつながった可能性が考えられる。

4 原因

本事故は、同機が低高度にて曲技飛行訓練を実施していた際に回復操作を開始するタイミングが遅れたため、地面に衝突し、機体を損傷するとともに、機長が死亡したことによるものと推定される。

投稿者 青柳 洸 at 午後 06時40分 趣味 |

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コメント

こんにちわ。小次郎です。

ロック岩崎って知らないけど
花粉症でぼんやりした機長の運転による
空の事故で亡くなったんだとしたら不幸なことだ
と思いました。
ほんとに花粉症も怖いですね
また来ます

投稿: 小次郎(視力回復訓練中) | 2009/05/03 14:34:09

ロック岩崎は航空自衛隊で二等空佐まで務めF104J、F15Jを操らせたら右に出るものがいなかった天才パイロットです。

退官後エアアクロのプロとして独立、各地のエアショーで妙技を披露してきた日本で数少ない本物のタレントでした。

アクロのトレーニング中に回復操作が遅れ地面に激突、死亡しました。

投稿: 伝助 | 2009/05/03 15:15:35

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