外務省も内調も・・・
行政機構というものは完全なるヒエラルキー構造が構成されており、国家権力の中で最高権力から完全に独立した統治機構など存在しないと思っていましたが、どうも日本国には「外務省」と「内閣情報調査室」という名の独立した機関があるようです。
これが本当なら小泉ならずとも怒るわなあ。
情報を握ったものが強いというのは権力闘争における古来からの常套手段だろうと思いますが、外務省も内調もスパイ事案を囲い込んで首相に報告しないってのはどういうつもりだったんだろうか。外務省はともかく(ってかばうつもりは毛頭ないけど)内調は内閣官房内の部局だよ。厳密に言えば内閣官房長官が直属上司だろうけど、いわば内閣官房は首相直属組織みたいなもんだろ。
往々にして情報機関が自主判断で暴走しがちなのは、アメリカ(CIAやらDIAやらFBIやら)や旧ソ連(KGBやらGRUやら)を見るまでもなく情報組織に内包するDNAのなせる業みたいなものかも。
そりゃ最高権力者が知らない方がいい事もきっとたくさんあるんだろうけどさ、「責任」ってコトバがものすごく軽くなり過ぎているような気がするのはワタシだけではあるまい。
まあ当たり前の話だけど、国家機関はすべからく「国益」を第一に考えて行動してくださいよって事で。
Yahoo!ニュース - 産経新聞 - 上海総領事館員自殺 首相へ情報上げず 「外務省の責任で対応する」 より
在上海総領事館の男性職員が平成十六年五月に自殺した問題で、外務省と内閣情報調査室がそれぞれ事実関係を掌握していながら、小泉純一郎首相ら政府首脳に報告していなかったことが十一日、複数の政府関係者の証言で分かった。自殺の背景には中国情報機関による強要があったとみられ、外交上の政治判断が迫られる事案だけに、政府の危機管理体制の見直しが迫られている。
「内閣情報調査室の調査については一切お答えできないが、外務省から事件発生当時に首相官邸に報告はなかったと承知している」
安倍晋三官房長官は十一日の記者会見で、事件発生当時に首相官邸が事実関係を把握していたかどうかについてこう述べ、外務省の対応への不快感をにじませた。
男性職員は十六年五月六日未明に領事館内で自殺。遺書などから中国情報機関の関与が濃厚だったため、外務省は同月中旬に調査チームを派遣、当時上海総領事の杉本信行氏が中国外務省に抗議を行ったが、首相官邸に報告されることはなかった。
これについて外務省の鹿取克章外務報道官はこの日、「外務省の責任で対応する決定をしたので首相官邸には報告しなかった」と説明した上で、当時中国に事実確認や抗議などの対応を行ったことを強調した。
(中略)
一方、内閣情報調査室への情報は、トップの兼元俊徳内閣情報官に直接もたらされた。杉本総領事(当時)から内々に相談を受けた外務省OBが、知己の兼元氏に連絡したためだ。これを受け、国際担当の内調幹部が同年七月に一泊二日で上海入り。領事館関係者からの聞き取り調査を行うとともに男性職員が残した遺書なども調べ、詳細な報告書を作成したという。
ところが、内閣情報調査室ルートの情報もここで消え、首相や細田博之官房長官らに伝わることはなかった。事務方トップの二橋正弘官房副長官は六日の記者会見で「私は聞いていなかった」と釈明したが、官邸関係者は「兼元、二橋両氏が相談の上、首相に報告しないことを決めた」と打ち明ける。
昨年末の「週刊文春」の報道で、この問題を知った首相は「聞いていない」と激怒。安倍官房長官も当時の状況を詳しく報告するとともに官邸の情報収集能力を向上させるように指示した。
現在、首相官邸では、週一回ペースで兼元情報官が首相にインテリジェンスブリーフを実施しているほか、重要情報は随時首相に入るようになっているが、情報の取捨選択を問題視する声もある。
投稿者 青柳 洸 at 午後 07時19分 政治・行政その4 | Permalink
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コメント
中国の言う通り後の祭りです。 (ようちゃん) 2006-01-12 20:23:27
自分だけ言い逃れできれば・・。は子供並みの頭脳しかない!前の領事館に逃げ込んだ北から逃亡者(ハンミちゃん)亡命時も対応が間違ってる。中国官憲に帽子を拾って渡すなど。呆れた!今も謝罪もされてないのに反日デモの時に破壊されてた領事館をこっそり修繕させていたり憤慨しています。官邸と外務省を統合する時期が来たようです。消滅しろ無能な外務省め!
投稿: ようちゃん | 2006/01/12 20:56:53