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2007年1月12日 (金)

プロ野球球団の個人情報保護義務

自分の契約内容(厳密に言うと提示内容)を本人の了解なく勝手に他人に暴露されたらそら怒るでしょ。

契約担当者が法に敏感ではない野球一筋の専門バカだったらやりかねんだろうけどね。

でも里崎が怒る気持ちはよくわかるけれど、統一契約書や野球協約をざっと読み流しても「個人情報保護」というキーワードはどこにも触れられていないように見えたけど。

個人情報保護法における「個人情報取扱事業者」は「個人情報データベース等を事業の用に供している者」という定義がされているから、プロ野球の球団が運営するファァンクラブの話ならともかく支配下選手との関係には合致しないしね。

ま、「来年以降はこんなことがないようにやります」なんて履行保証のないコメントでお茶を濁すよりも、野球協約なり統一契約書に「支配下選手に関する球団の個人情報保護義務」を明記しておくべきでしょう。

それと「契約」という法律行為を行うんだから、契約事務に精通した球団側の顧問弁護士と選手の代理人弁護士とを同席させて公約更改を行うべきですよ。野球バカ同士が契約更改交渉を行うのは文字通り馬鹿げてると思うけどなあ。

ちなみにこれは表に出ない形で個人情報に関して球団と選手間で別途取り決めを交わしていないという前提の話だけどね。もしそんな取り決めがあるのなら今回の球団の行為は文字通り「契約違反」という重大な信義則違反を犯しているわけで損害賠償やら慰謝料の対象になってもおかしくないわなあ。

Yahoo!スポーツ - ニュース - 里崎“提示額漏えい”不信で保留 より

 ロッテの里崎智也捕手(30)が11日、千葉マリンで第1回契約更改交渉に臨み、45%増の8000万円を保留した。争点は金額ではなく、交渉前に他選手に球団提示額が漏れたこと。次回交渉は未定で、1月28日出発のオーストラリアキャンプ自費参加も辞さない構えだ。球界全体を襲った契約更改トラブルはまだ収まりそうにない。

 契約更改トラブルの余波は、幕張にも押し寄せてきた。里崎は交渉後の会見で冷静に口を開いた。「(サインは)してません。金額以外のことで問題が起きたということです」。ハッキリとした口調が逆に怒りの深さをうかがわせる。「問題」の詳細には「球団に聞いてください」の一点張りで球場を後にした。

 「問題」とは“情報漏えい”だった。里崎の会見を受け、狭間球団代表補佐が事情を説明。球団側が今回の交渉以前に、チーム内の他選手に里崎への提示額をうっかり明かしたという。その情報が本人に伝わり、里崎が球団側に不信感を抱く結果となり自身初の保留。交渉の席上で金額については「1分ぐらいしか話していない」(里崎)状態で、約1時間にわたる話し合いの大半は「問題」についてだった。

 里崎は提示額に「評価自体はありがたい」としており、あくまで球団側の誠意を問うという。狭間球団代表補佐は「金額(の情報)が他選手にいった部分がある」と球団側の非を認めた。不信感を払しょくする具体策については明言しなかったが「申し訳なかった。来年以降はこんなことがないようにやります」と謝罪の気持ちを示した。

 里崎は昨季、WBCで世界一の捕手となり、シーズンでも85年の袴田(現コーチ)以来21年ぶりの規定打席に到達。本格始動のこの日は今季に向け「すべてにおいて昨年の数字を上回りたい」と意気込んでいただけに、やりきれない。1月28日にはキャンプに出発するが「(サインは)27日までにすればいい。自費キャンプ?そうですね」と決意表明。ロッテの契約更改のトリは、球団側へクギを刺すために闘う。

投稿者 青柳 洸 at 午後 12時56分 社会その10 |

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