最初から「論理」を捨て去る「九条教徒」
侵略戦争に反対するのはワタシも一片の曇りもなく完全に同意します。
でもね、「敵船艇の上陸阻止」を「攻撃訓練」に読み替えてしまう論理的飛躍にはとてもついていけません。
日本国憲法第9条の内容は自国防衛の権利は放棄していないというのが一般的見解です。
最高裁判所も砂川事件の判決において「わが国が主権国として持つ固有の自衛権は何ら否定されたものではなく、わが憲法の平和主義は決して無防備、無抵抗を定めたものではない」と明確に認定しています。
最高裁判所の認定に反して、他国の侵略を受けた時には一切の抵抗をやめて殺されようが強姦されようが奴隷扱いされようが全てを受け入れるべき、と心の底から信じているのであれば別ですが。
少なくともワタシはそんなのは嫌です。
もしそう本気で信じているのなら、それは精神異常に他ならないとすら思います。
こんな非論理的な主張をしているから「九条教」などと揶揄されて、運動が国民の過半数の賛同を得られない(どころかいつまでたっても少数意見のまま)最大の原因なんですが。
不戦の九条があれば今時侵略なんかされないって?
わが国固有の領土「竹島」は日本国憲法が制定されてから後に朝鮮に侵略され今もなお占領され続けていますが。
’08夏の伝言:美浜・煙樹ケ浜の地雷訓練やめて 「9条の国に不要」 /和歌山 - 毎日jp(毎日新聞) より
◇自衛隊が計画 ウミガメの産卵や美しい松林などで知られる美浜町の煙樹ケ浜。ここで陸上自衛隊が、敵船艇の上陸阻止を想定し、地雷を海岸に敷設する水際障害訓練を計画している。戦争を体験した人たちや自然保護グループなどが、抗議活動を続けている。【山中尚登】◇ウミガメ産卵、漁への影響懸念--自然保護グループなど
同町によると、03年秋、陸自側から訓練の申し入れがあったという。「美浜の自然を守る会」(東原史郎会長)は、ウミガメの産卵にも影響があるなどとして反発。地元や周辺の漁協関係者も漁への影響を懸念した。陸上自衛隊は06年11月、模擬の訓練を実施。一般公開され、約300人の住民が見学した。守る会は、会場近くで「訓練は、自然の荒廃と平和な生活の破壊をもたらす」などと、抗議活動をした。
現在、漁協との補償交渉などもあって、訓練の実施時期などは決まっていないという。東原会長は「今は大きな動きはないが、いつ訓練が始まるか分からない。監視活動を続けていく」と話す。
元同町議の児玉五郎さん(85)は1944年、広島県呉市の大竹潜水学校に入り、軍事訓練を受けていたが、45年6月に入院し、戦地に向かうことなく終戦を迎えた。終戦の日のたびに戦地で亡くなった友人を思い出すといい、「どこの国との戦争を想定して訓練するのか疑問に思う。憲法で戦う意志がない国(日本)に必要ないはずだ」と訴えている。
投稿者 青柳 洸 at 午後 09時54分 社会その12 | Permalink
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コメント
ちょっと気になったのですが…
>>「敵船艇の上陸阻止」を「攻撃訓練」に読み替えてしまう論理的飛躍
とありますが、記事を読む限りでは、訓練反対派の方々は「“訓練”に反対」としか言っておらず、ことさら「“攻撃”訓練」に読み替えているようなニュアンスは感じられません。どうなんでしょ?
投稿: 90125 | 2008/08/29 17:08:00
問題は以下の点にあります。
>>「どこの国との戦争を想定して訓練するのか疑問に思う。憲法で戦う意志がない国(日本)に必要ないはずだ」
自衛のための訓練を、侵略の為の訓練と歪曲していると思います。軍事訓練は、あらゆる可能性を想定して行わなければなりません。竹島の上陸作戦は無理としても、不法に侵略された島を奪還するためには必要な訓練です。それを年配者がこのような発言をするなどとは、今の日本を腑抜けにしたのは、やはりこの世代だったのです。
いずれにしろ、自然環境を守ることとは、切り離して考えたいものです。
投稿: silver beard | 2008/09/02 17:57:54