外反母趾は突然なるものではない
前から痛んでいたのになぜ無理に出場したの?
土佐本人の批判はあまりしたくはありませんが、やはりこればかりは誰しもが思う疑問だと思います。
野口の肉離れは、監督・コーチの指導方法と管理に大きな問題があったとはいうものの、突然やってくるものだったのは理解できますが、土佐の外反母趾は昨日今日なったものではないはずだし、大会前から痛み止めを常用していることは監督・コーチは事前に承知していたにもかかわらずあえて出場を強行したのは、まったく知らなかった陸連はもとより関係者、本人全員に責任があるはず。
関係者は「いけると確信したからこそ出場した、判断は間違っていなかった」と言っていますが、大会前に何の痛みも感じておらず万全の体調だと思いこんでいたのならともかく、痛み止めを飲んでいた、つまり既に痛みが発生していた上に強行出場したことによって結局さらなる激痛が発生してしまった事実を前にして、結果論ではあるにしてもその判断は大きく間違っていたということに他なりません。
三井住友海上同僚の渋井達の土佐を庇うつもりの発言によると、そもそも1ヶ月前の時点で走れる状態じゃなかった上に野口が欠場したお陰で辞退しにくい環境になってしまった、という事らしいけれど、それが本当なら明らかに判断ミスですよ。彼女らの発言は言い訳にも何もなっていませんし、本意ではないにしてもさも野口に責任転嫁をするような発言はあまり感心しませんね。
少なくとも国民の大きな期待を真っ向裏切ることを百も承知の上で出場辞退を決断した野口本人の勇気は誰からも批判されていません。土佐に出場辞退や手術も含めた早期での根本的な対処を進言する関係者がいたら、こんな中途半端な思いをせずに済んだのではと残念に思わざるを得ません。
せめて準備を完璧にして体調万全の状態で出場して、そしてその時点での精一杯の奮闘を目の当たりにしたら、結果なんて誰も気にしませんよ。スポーツってのは常に目標は準備も結果も「自己ベスト」であるはず。
何はともあれ日本のスポーツ界、特に個人種目の世界の選手管理のいいかげんさを露わにしてしまうような事件でした。
競泳なんかは同じ個人種目でもかなり日水連主導の組織的な体制での強化や管理ができてるように思うけれど、陸上競技の育成強化、選手管理の体制は陸連ノータッチで完全に所属チーム任せなんでしょうかね。
今まで何もやってはいないであろう、おそらくは問題意識さえも持っていなかったであろう河野洋平さんの責任は特に重大なようです。
Yahoo!スポーツ - 北京オリンピック特集 - ニュース一覧 - 接地ごとに激痛「足つけない」=棄権の土佐、談話発表?女子マラソン より
【北京17日時事】当地で17日に行われた北京五輪女子マラソンで途中棄権した土佐礼子(三井住友海上)は北京市内の病院で検査を受けた後、陸上代表チームを通じ文書で談話を発表した。冒頭で「本日は多くの方々に応援していただいたにもかかわらず、途中棄権という結果になり申し訳ありませんでした」と期待に応えられなかった結果を謝罪している。 右外反母趾(ぼし)の影響で痛み止めを飲んでいることをレース前から公表し、本番で右足の激痛に苦しみ25キロすぎに続行を断念。「不安の中での調整でしたが、スタートラインに立つためにベストを尽くしてきました。レース中は10キロすぎから痛みがひどくなり、それ以降は接地するごとに激痛があり、足がつけない状況でした。ゴールまで行きたい気持ちはありましたが、25キロ地点にいた応援スタッフや夫の勧めもあり、棄権の判断をしました」と説明した。 「今後につきましては、心身共に休養にあてたいと思います」とし、進退の明言はしていない。野口みずき(シスメックス)の欠場が土佐の強行出場に影響したとの見方もあるが、この点についても触れていない。 (了)
個人商店の限界露呈、故障情報共有できず…女子マラソン惨敗 - MSN産経ニュース より
17日に行われた北京五輪女子マラソンで、日本勢は惨敗に終わった。野口みずき(シスメックス)が欠場し、土佐礼子(三井住友海上)は途中棄権。22歳の中村友梨香(天満屋)が健闘したが、日本勢による3連覇も、5大会連続メダル獲得も途切れた。日本勢がつまずいた背景からは、個々の所属チームに選手強化が委ねられ、情報を共有できなかった日本ならではの課題も浮かぶ-。(金子昌世)「強化委員会は指導するのか、サポート役なのか、はっきりしない。いまは意見の取りまとめ役に終わっており、正しい情報が伝わってこない」。土佐の途中棄権の報に、ある日本陸連の強化担当者はこう漏らした。土佐の外反母趾の状況はもちろん、野口の故障の状態も欠場が決まる直前まで陸連の強化委員会で把握されていなかったからだ。
理由はある。マラソンの選手発掘、育成、強化は所属チームが独自に行っており、才能ある選手を経験豊富な指導者がマンツーマンで鍛えることでメダルを紡いできた。いわばチームでなく、個人商店なのだ。個々の選手にあった練習に特化できる半面、故障などが起きた場合、横の連携がないためにチームとしての危機管理には問題がある。情報が共有されていないために、個々の「点」としての強化はできても全体の底上げといった「面」の強化には難があるともいえる。
(中略)
もちろん「故障を恐れた練習では世界とは戦えない」のが現実だが、正確な情報がなければ、対応は後手に回らざるを得ない。せめて代表選手の体調を定期的に専門医が把握し、情報を共有する体制があれば、より迅速なアドバイスも可能だったのではないか。
今回の敗戦からは個々の強化をどうチームとして機能させるかが課題として浮かんだ形だ。日本陸連の河野匡マラソン部長は「万全な状況で戦えず、準備不足は否めない。女子マラソンの強さや伝統を落ち込ませないよう早く体制を立て直したい」と語った。
投稿者 青柳 洸 at 午後 07時20分 スポーツその3 | Permalink
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コメント
今回の土佐礼子には呆れた。外反母趾の痛み止めを打ってて走れる状態ではなかったなら、何で参加したのか?彼女が金をとれるなんて誰も思ってないのでは?だいたい夫婦の美談みたいにお茶をにごしてる所もムカツク!野口選手が出れないのはアクシデントとしても、陸連と土佐もロンドンを見据えて、もっと若い有望な選手に北京で経験をつませようとは思わなかったのか??土佐の自己顕示欲では・・?まったく へらへら日本に帰ってきて! もっと反省しろっつ-の! 土佐のあの顔 二度と見たくない!!
投稿: キャス | 2008/08/19 19:11:59