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2008年12月19日 (金)

「言葉の切り取り」による読者の印象操作の好例

共同通信の配信記事は以下の通り、

首相が渋谷のハローワーク視察 目的意識持てと激励 - 47NEWS(よんななニュース) より

 麻生太郎首相は19日午前、東京都渋谷区のハローワーク渋谷を訪れ、非正規労働者向けの緊急特別相談窓口を視察した。職を探す若者に対し、首相は「何かありませんかと言うんじゃ仕事は見つからない。目的意識がないと雇う方もその気にならない。何をやりたいか決めないと就職は難しい」と声を掛けた。

 目的があっても仕事を見つけるのが困難な雇用危機の最中だけに、首相の発言には「的外れ」との批判も出そうだ。

で、実際に麻生が話した内容は以下の通りらしい。

【麻生首相ぶら下がり詳報】「なんかありませんかねじゃ、仕事は見つからない」(19日昼) (2/2ページ) - MSN産経ニュース より

 --求職されている若者に話を聞かれていたが。

 「北海道から出てきて、なんで出てきたといったら、友達っていう話をしてましたんで、友達といっしょに…といってましたんで、いままでやった仕事やらなにやら、ぜんぜん関係ない仕事、っていうんで、何を自分でしたいか決めないと、なんかありませんかね、っていうんじゃ、なかなか仕事は見つからないよ、と。きちんとオレはこれをやりたいとこういったの、という目的意識がきちんとないと、なかなか雇う方だってなかなか、その気になんないから、だから何がやりたいかということをきちんと、目的意識をはっきり出すようにしないと、就職っていうのは難しい、という話はしました」

その他、同じ素材で時事通信は以下の内容で配信。

雇用対策取り組みアピール=麻生首相がハローワーク視察(時事通信) - Yahoo!ニュース より

 麻生太郎首相は19日午前、東京都渋谷区のハローワークを視察した。景気後退を背景に企業の採用内定取り消しや派遣社員の解雇などが深刻化する中、雇用対策に取り組む姿勢をアピールする狙いだ。  首相は職員から雇用を取り巻く環境や利用状況の説明を受けたあと、職を求める人たちで混雑する求人情報の検索コーナーなどを見学。非正規労働者が対象の特別相談窓口では、北海道から上京したという若い男性と意見交換し、「どうせなら六本木とかおしゃれなところで働きたい」と語る男性に、「世界中どこでもそうだが、何となく格好いい仕事は給料が安い。力仕事やしんどい仕事は実入りがでかい」と諭した。

共同通信的には何が何でも麻生批判につなげようという明らかな編集方針が透けて見えるようですが、麻生嫌いのワタシ個人から見ても今回はそれほど「的外れ」なことを言っているとは思わないですね。

でもローカル紙なんか紙面のほとんどが共同通信の配信記事で埋められていますから、そういうのを読んだ国民は単純に「また世間知らずの麻生が頓珍漢なことを言ったのか」と思うんですよね。

「ペンは剣より強し」っていうのはこういう意味だったんですね。

怖い、怖い。

投稿者 青柳 洸 at 午後 09時55分 政治・行政その8, 社会その13 |

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